遊び

マリンチック街道

「マリンチック街道」は、プレジャーボートによるクルージングだけでなく、海の駅等に寄港・上陸して近くの観光地やグルメスポット、インスタ映えポイントなどを巡るおすすめルートです。幅広い人達にマリンレジャーを体験していただけるようなメニューが16ルート提案されています。(平成31年3月末日現在)

海の駅めぐり

海の駅は、海が持つ様々な魅力を提供する施設です。海からの入り口として、ビジターバースがあり、陸から行くことも可能です。レンタルボートを備えているところも数多くあり、レンタルを利用して船釣りやクルージングを楽しむこともできます。海の幸を満喫したり温泉でゆっくりくつろいだり、地域の特徴を活かしたおもてなしもあり、いつでも、誰でも、お気軽に楽しんでいただけます。

子供向けマリンイベントの取り組み

UMI協議会は地方運輸局や自治体などと連携して、子供向けのマリンレジャー体験イベントを適宜開催しています。詳しくは参考をご覧ください。

トラブル -困った、どうしよう!-

どうしても日焼けしたくないっ!

海に出たくない理由として、よく聞かれるのが「日焼けするから」。
確かに、日焼けは痛いし、肌がガサガサするし、シミやそばかす、ガンの原因にもなるやっかいもの。できることなら避けたいですよね。
少しでも日焼けしないためには、どんなことをしたらいいでしょう。

1.日焼け止めをしっかり塗る

海に行くなら絶対ウォータープルーフのもの、SPF30~50+/PA+++のものを選び、たっぷりとつけ、細かいところまで小まめに塗り直しましょう。

2.なるべく日に当たらない

ラッシュガードを着用しましょう。
色は、紫外線を通さない「黒」がオススメです。
他にも、浜辺にいるときには日陰にいる、つばの大きな帽子や大きなタオルをかぶる、サングラスをする、なども効果的です。

3.海に行った後は、しっかり保湿

まずは日焼け止めをクレンジングでしっかりと落とし、次に美白効果のある化粧品でたっぷりと肌に水分を与えましょう。

クラゲにさされた

クラゲは刺されないように予防することが大切です。肌の露出を押さえ、クラゲを見かけても近寄らないようにしよう。それでもクラゲにさされてしまった場合には、まず応急処置を行い、医療機関を受診しましょう。

応急手当1.触手を抜く(触手が視認できるほど残っている場合)

触手が残っている場合には、再度刺される場合があります。手袋やピンセット、もしくは身近にない場合にはハンカチなどを当てて抜いてください。

応急手当2.洗い流す

海水で、刺胞を刺激しないよう優しく洗い流します。(真水だと刺胞が活性化してさらに悪化する場合があるので注意が必要です。)

応急手当3.温める、冷やす

温める

刺された最初のうちは温めてみてください。
クラゲの毒は、熱に弱い特徴があります。
刺された箇所を40℃以上のお湯に浸けると痛みが軽減されます。
温めることで悪化するクラゲの種類は存在しないようです。

冷やす

腫れてしまった後の場合は、温めると痛みが増すので冷やした方がよいです。
冷やすことで、痛みが和らぎます。
冷やす場合は、冷たいペットボトルの飲み物や、氷水を入れたビニール袋などを、タオルに包むなどして冷やしてください。

もしかして熱中症?そんな時どうする?

最近、猛暑日が増え、熱中症で救急搬送されるケースが増えています。熱中症には様々な症状がありますが、本人が気付かず重症化することもあります。

1.予防

まず、熱中症にならないようにするには、水分をこまめに取りましょう。
喉がかわいたと感じる前に摂取します。
塩分やミネラルの入ったスポーツ飲料などの方が水よりも効果的です。
そして、休憩を小まめにとり、日差しをよけましょう。

2.症状

めまいや顔のほてり、けいれん、だるさ、吐き気、反応がない、水分補給ができない、などの症状が出たら熱中症にかかっている疑いがあります。

3.応急処置

まずは、風通しの良い日陰など、涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて、体の熱を放出します。次に、保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やし、水をかけて、うちわや扇子などであおいで風をおくりましょう。意識がはっきりしていたら、スポーツドリンクなどを飲ませて、水分と塩分を補給しましょう。おう吐や意識がない場合は、無理に飲ませることはやめましょう。意識がない場合には、すぐに救急車を呼びましょう。

溺れているのを発見したら

泳がないで救助することができれば、それが最善の手段です。周りに人が居るときは協力を求めましょう。一人での救助は予想以上に困難と危険を伴います。

  • ロープや棒などを使って救助する。
  • ペットボトルやクーラーボックスなどの浮く物につかまらせる。(レジ袋に空気を入れても可)
  • ロープにペットボトルを付けて投げる。

船に酔ってしまう前に

船酔いが心配で「船にはちょっと・・・」という方も少なくありません。
しっかり船酔い対策をして、マリンスポーツを楽しみましょう!

  • 前日は極力たくさん睡眠時間を取る。
  • 前日のお酒は控えめに。
  • 空腹もよくないので、適度に油気の少ない朝食を食べる。
  • 体温調整ができるような服にする。
  • 体を圧迫する衣服はなるべく着ない。
  • 酔い止めを前日の夜と、乗る30分前くらいに飲む。
  • 「大丈夫!」と思うことが大切。不安に思っていると、少しの異変も船酔いへと繋がりやすい。
  • 平衡感覚を正常にする働きのあるツボを刺激する酔い止めバンドも効果的。
  • 船の進行方向に背を向けない
  • 読書や携帯電話を見るのはNG。
  • 黙っていないで、楽しくおしゃべりする。

知識 -始める前に知っておきたい-

船舶免許が必要な乗り物は?

船の長さ3m以上で、機関出力1.5kw(2.04馬力)以上の推進機関(エンジン)を持つ船舶には、免許が必要になります。
操縦できる水面の範囲や船の種類によって船舶免許の種類が決まっています。

海の交通ルール・マナーを知ろう

道路には「道路交通法」があるように、海には船舶の衝突を防ぐため3種類の「交通法規」(海上交通3法)があります。
たとえば、自動車が左側通行であるように、海上では右側通行が原則です。他にも、操縦性能の良い船が悪い船を避けること、港の防波堤で他の船と出会うときには出船優先など、安全のための様々なルールが決められています。

知っていると何かと便利、ロープワーク

ロープを結んだり、つないだりすることを結索(ロープワーク)といいます。
ロープワークは船を桟橋に係留したり、錨にロープを結びつけたりするなど船舶の運航には欠かすことができません。
基本的なものに、「もやい結び」「巻き結び」「クリート止め」「いかり結び」「一重つなぎ」「8の字結び」「本結び」などがあります。

空を見上げて天気を知ろう(観天望気)

観天望気とは、朝焼けや夕焼け、日がさや山の上の傘雲など、雲行きや空模様を見て天候を判断することで、狭い地域の天気を予測するのに役立ちます。

  • 1. いわし雲が西の空からでると天気はくずれる。
  • 2. 山頂に笠雲がかかると天気はくずれる。
  • 3. 西の空に雷雲(積乱雲)が現れたらやがて突風が来る。
  • 4. 東の空の朝焼けや朝の虹は雨になる。

ヨット専門用語

ヨットは各部の名称、走る状態などを表す専門用語がたくさんあります。これを知れば、もっとヨットが楽しめること間違いなし!

ポート・サイド(port side)

左舷側

アビーム(abeam)

艇の首尾線から真横の方向

ウェザー・ヘルム(weather helm)

帆走中にバウ(船首)が風上に向けて切りあがろうとする船の性質

クローズ・ホールド(close hauled)

風上に対し約45度で風上に帆走する状態

海里

1時間で1852mを走る速度を1ノットと言う。海上では、時速を使用することはないが時速1.852km/hと同じ。

シート(sheet)

シートロープの略称。本来は、帆を扱うロープを言うが、ヨットで使用されるロープをシートという場合が多い。

ワイルド・ジャイブ

ランニングで帆走中、波の影響や急な風向の変化により、スキッパーの意図にかかわりなく風を受ける舷が変わってしまうこと

海に浮いている、これなーんだ?

海には「航路標識」といって、道路の交通標識のように、船の航行を援助する施設があります。
航路や危険箇所などを示す浮標、変針点や船位確認の目標となる灯台、狭い水道や湾口の航路を示す導標など様々な種類があり、航路標識の位置は海図に記載されています。
ここでは、日本の主な浮標式を紹介します。