ボードについて知っておこう
サーフィンはボードがなければ始まりません。まずこのボードについて基本的なことを理解しておきましょう。基本的にサーフボードにはいくつかのタイプがあり、長さや幅、厚み、アウトライン、レールの形状、ロッカー(ノーズトロールの傾斜)などによって性能は変わってきますが、ここではデティールは置いておき、長さで大きく分類すると3つのタイプに分けることができます。
また材質は、ほとんどのボードは発泡ウレタンフォームをガラスクロスとポリエステル樹脂で巻いたタイプです。
1.ロングボード
長さが9フィートの以上のボード。水線長があるのでパドリングの速度が速くテイクオフしやすい。また浮力もあるので、小さな波でも安定してライディングできるのが特徴。ゆったりとサーフィンを楽しみたい人にオススメ。当然、回転性や重量が重いというデメリットもあります。
2.ショートボード
長さ6.8フィートまでのボード。現在のサーフィンの主流になっているタイプで、軽くてスタイリッシュ。旋回性能が高く、ラディカルなアクションが楽しめますが、一方でパドリングの速度が出にくいのでテイクオフが難しい、浮力が小さいのでバランスコントロールが難しいと言った特徴を持っています。中級から上級者向けのボードで、初心者がテイクオフできるようになるまでには、それなりの鍛錬が必要です。
3.ファンボード
長さ7~8フィートのボード。ロングとショートの中間的特徴を併せ持っているところから、海外ではハイブリッドボードとも呼ばれています。浮力もあり扱いやすいボードでビギナーのエントリーボードとして最適です。またこのサイズのボードでもノーズが尖ったタイプをショートボードに、丸くラウンドしたタイプをロングボードにカテゴライズしている場合もあります。
また、こういったボードの他に、腹ばいになったままでフィンを履いてライディングするボディボードもありますが、これは別に区別しておきます。
何れにしても最初に間違ったボードを選択してしまうと、なかなか上達できなかったり、最悪の場合はボードを買い替えるということにもなりますから、ボートを購入する場合には、自分にあったボードをしっかり選びたいものです。
命綱とも言えるリーシュコード
転倒して波にもまれた時にボードが体から離れてしまわないようにボードと足首を繋ぐコードをリーシュコードと言います。価格もさまざまですが、あまり安価なものは、絡まりやすかったり切れやすかったりする場合があります。命綱ですから、ここは節約を考えずに強度のしっかりしたものを選ぶようにしましょう。