自分自身でボートを操り大海原を走るのは最高に気持ちのいいものですが、そのためにはボート免許が必要。ボート免許があれば、自分でボートを所有しなくとも、レンタルボートを利用することが可能です。
一方で、免許を持っていない方でも、ボートの体験試乗クルーズに参加したり、チャーターボートを利用したり、トーイングスポーツであればそのスクールに参加したりすることで、水面を駆け巡る醍醐味を存分に味わうことが可能です。
ちなみに、ボートの場合、法律で定められた特定の区域以外であれば、船長の指導のもと、免許がない方でもハンドルを握って操船することが可能なので、まずは体験クルーズなどで船長気分を味わってみてはいかがでしょう?
ボートに乗るときに必要なもの
ここでは、初心者の方が一般的なサイズのボートに乗るときに必要なものについてまとめてみます。
まず、服装は、動きやすいことが一番重要。特に女性の場合、ヒールのある靴は厳禁。また、スカートよりもパンツスタイルのほうが適しています。
季節にもよりますが、海の上は陸上とは温度の感じ方が異なることが多いので、重ね着で温度調整ができるようにしておくのがオススメ。夏場であっても、ふいに涼しくなることがありますし、日焼け対策も含めて、長袖の薄手のパーカーなどを用意しておくと便利です。日焼け止めやサングラスなども忘れずに。
海水浴をする機会を除けば、びしょぬれになることはさほど多くはありませんが、しぶきをあびたり、急に雨が降ったりすることもあるので、タオルや着替えなども用意しておくことをお勧めします。
もし、船酔いが心配なら、ボートに乗る1時間ほど前に酔い止め薬を飲んでおきましょう。睡眠不足や過度の満腹感、空腹感も船酔いの原因となるので、前日には十分な睡眠を取り、やや軽めの食事をしておくことも大切です。加えて、船酔いは精神的な影響も大きいもの。「酔ったらどうしよう......」と考えるのではなく、少し遠くを見ながら楽しい会話をしたり、実際に操船したりしていると、思いの外、船酔いしないものなので、心配しすぎないことが大切です。
それから、ボートに乗っている間は、ライフジャケットをきちんと着用しましょう。ボートに乗る際には専用品を着用しなければなりませんが、基本的にボートに搭載されていますので、必ずしもビギナーが個人で準備する必要はありません。